住まいを新築する時、どうしても限られた敷地面積だと、庭の広さを十分確保することはかなり難しくなってきます。さらに、市街地の住宅密集地だと、隣家も迫っていて、日当たりも悪くなり、プライバシーも守られなくなります。そんな時、敷地ぎりぎりに住まいを建築し、中庭をつくることで、光と風を取り込む工夫をします。
中庭に、シンボルツリーを植えることで、住まいの中にグリーンを取り入れることができますし、ふっと、和むことができます。

私の先輩が住まいを新築した時、中庭を作り、その周囲にLDKを配置しました。中庭には、シンボルツリーとして、エゴノキをうえました。エゴノキの足元は丸く開けて、周囲は乱形石を貼りました。

エゴノキは木の形がよく、5月ごろには、愛らしい白い花をつけますので、楽しみです。そこで、足元からスポットライトを当てるようにしました。しかし、ここは中庭ですから、ずっと明るくしておく必要はありません。午後11時頃には消灯するように、タイムスイッチ付きのものを採用しました。

このエゴノキは、落葉樹ですから、冬場はどうしても葉がすべて落ちてしまいます。そこで、クリスマスやお正月シーズンに合わせて、イルミネーションLEDライトを枝にかけて、ライトアップもします。プランターやテラコッタ風の植木鉢には、季節の草花の寄せ植えをしたり、ハーブを育てたりしていますから、それに合わせて、ゴルトランタンソーラーライトのスタンドタイプも置いています。このライトは、ろうそくの炎のように温かい色の光が揺らぐようになっています。

ここは中庭ですから、カーテンを開けっぱなしにしていても、外から、住まいの中が見えるというようなこともありません。安心して、中庭を楽しむことができます。外庭とは違う距離感で、夜も中庭を楽しむことができます。季節の良いときは、中庭は、アウトリビングとして活躍し、思った以上に、素敵な空間になりました。