住まいを新築する時、住まいの居住性を上げるために、柱などの構造材の間などに断熱材を入れます。これが、充填型断熱です。充填型断熱に使用する断熱材には、数種類あります。グラスウール、セルロースファイバー、硬質ウレタンフォーム、押し出し法ポリエチレンフォームなどがあります。それぞれ、特徴がありますので、施工場所やコストを考えて、最適なものを選ばなくてはいけません。しかし、高断熱高気密の住まいを実現するために、大切なことは、気密シートをきちんと施工することです。充分に重ね代を取って、施工します。特に、コンセント周りは、気密シールで隙間が開かないようにします。その上で、断熱材もまた、隙間なく施工していきます。

私の友人が住まいを新築する時、断熱材について、現場で隙間なく、施工できる発泡ウレタンを選びました。以前、実家がLDKのリフォームをするために、LDKの壁紙を剥がした時、壁の中に押し込み過ぎて、隙間が生じているグラスウールが内部結露してしまって、壁紙の裏一面にカビが生えていました。断熱材を施していたのにと、その時の衝撃が忘れられず、現場で隙間なく施工することができるという発泡ウレタンを選びました。そういう意味では、施工について安心していたのですが、実は、吹き付けにはかなりの技術と熟練が必要とされるようです。発泡ウレタンの吹き付けの厚さは一様で、十分なのか、構造にきちんと付着しているか、などが大きな問題になってしまいます。屋根面の施工の時、発泡ウレタンの吹き付けの厚さが一様でなかったため、割れや隙間が生じてしまいました。その部分に、内部結露が生じ、発泡ウレタンの断熱性能が低下していたようです。割れや隙間が生じているなどとは、夢にも思っていませんでした。いずれの断熱材にしても、きちんと施工してこそ、断熱効果が生かされるのだと痛感しました。