私がリビングを吹き抜けにしなかったのは、掃除好きが災いしたからです。特に、自分の家となると、自分の手で磨きたいと思いましたから、開放感よりも掃除をする喜びを優先してしまいました。

身長が152㎝と小柄な私は、社宅や賃貸マンションや分譲マンションのいずれに住んでも、家具に囲まれた生活になってしまいました。そこで、住まいを建てる時に一番に注文をつけたのが、部屋ごとの収納でした。

自分たちの生活の中で、必要なものを考えて、おおまかに定位置を決め、できるだけすっきり暮らしたいと思いました。すっきり片付いていれば、掃除も簡単にすることができます。掃除好きの私でも、大掃除というのは、やはり大変です。改めて、大掃除でなく、普段から掃除をしやすい環境を整えて、プチ大掃除を繰り返していくように考えていたところ、工務店さんから色々な提案をしてもらいました。

 一番の提案は、「使うものは使う場所に収納」ということでした。

リビングで使うものはリビングにというコンセプトで、リビング階段の下にリビング納戸を作り、そこには、夫の読んでいる本やよく聴くCDを並べ、いつでも手にすることができます。また、すぐ、片付けることもできます。キッチンには、小さいながらもパントリーを作りつけました。ここには、種類ごとに整然と、食品や調味料などを収納しています。殺風景というのでなく、あるべき場所に必要なものを収納することができたら、掃除も簡単にすることができます。

 二番目の提案は、「我が家サイズ」です。吹き抜けにしなかったのもその一例ですが、やはり、簡単に掃除しやすいサイズというのがあります。踏み台程度ではなく、脚立や足場を組まなくてはならないというのでは、掃除も簡単にとはいきません。それでも、脚立が必要なところだけを大掃除の時期にすることにしています。