掃除ネタじゃありませんが・・・。

私の近所に明治創業の老舗の和菓子屋さんがあります。先日、店舗兼住まいを建て替え、お披露目がありました。

1階は店舗と喫茶コーナー、その向こうに枯山水の日本庭園があります。2階は茶室と水屋と控用の和室があります。3階と4階は自宅になります。1つのビルの中にありながら、1階・2階と3階・4階は、雰囲気も造りも機能も違います。例えば、1・2階は純和風で、近代的なビルの中にありながら、数寄屋風演出が随所に見られます。喫茶スペースは小上がりの座敷で、席と席の間は竹の間仕切りが置かれています。

一番奥には、炉が切られており、抹茶を点てて、供します。2階には本格的な茶室あり、ここまでは、営業用です。自宅用の玄関は、店の反対側に設けられています。住まいは全てフローリングで、洋の間取りにしてあります。3階は家族のパブリックスペースで、4階はプライベートスペースになっています。職住近接の一例ですが、仕事が完全に和ですから、プライベートは完全に洋にして、変化をつけています。リビング・ダイニングとキッチンの前には、ベランダがありますが、そこには、ウッドブロックを敷き詰めて、季節の花やハーブの鉢植えを置いています。開口部は、フルオープンサッシを採用して、開放感いっぱいです。キッチンは、アイランドキッチンで、2人の娘さんも参加して、料理をするそうです。

 同じ建物の中で、完全に和と洋の雰囲気が味わえるというわがままは、建物が縦に伸びたからこそ、可能なことです。職住近接することで、家族の時間が確保でき、負担も軽減します。建物の進化は、構造的にも目覚ましいものがあります。これらの建物の可能性が人々を幸せにしていくことでしょう。