広々洗面室と照明

洗面脱衣所というのは、手や顔を洗ったり、入浴の際に脱衣や着衣をしたりします。しかし、それだけに限らず、洗濯機を置いて、洗濯をしたり、洗髪をしたり、化粧や身支度までする場合もあります。照明について、単に、全体的に明るいというだけではなく、それぞれの作業がきちんとできるということが大切です。

特に、化粧をするときは、顔が暗くなったり、影ができたりすると、困ります。そのため、単に、洗面脱衣所の天井の真ん中付近に、シーリングライトやダウンライトを設置すればよいというわけにはいきません。鏡を設置した壁側にも、照明を付けた方が良いです。

私の友人が住まいを新築した時、洗面脱衣所は少し広めにとりました。洗面脱衣所では、入浴時の脱衣や着衣や歯磨き、洗顔をするだけでなく、ランドリースペースやリネン室としての役目も持たせました。できるだけすっきりさせたくて、収納を作り付けましたし、洗面台についても、既成のものではなく、作り付けてもらい、下の部分に収納をつけてもらいました。前面の壁には、お気に入りの木枠の鏡をつけてもらいました。洗面脱衣所といっても、とても素敵な雰囲気になりました。

洗面脱衣所の突き当りに、縦長の窓を設けました。そのため、かなり明るく、風通しの良いスペースになりました。照明については、天井の真ん中付近に、シーリングライトをつけました。シーリングライトで、洗面脱衣所全体の明るさは十分に確保されましたし、鏡の上にもブランケットライトをつけましたので、明るさは十分です。しかし、実際に生活を始めて、夜遅くに洗濯機の前に立つと、操作するのにも、洗濯物を取り出すのにも、影になり、不自由だということが分かりました。洗面台だけでなく、洗濯機にも、照明の光が届くような位置に、照明を付ければよかったと反省しています。

中庭のある家

私の実家は中庭があります。中庭のある家での生活が長かったこともあり、新築住宅にはぜひ中庭を設けたいと思っています。結婚をして子どもが生まれ、生活に落ち着きをみせ始めた今、マイホーム購入への夢が現実のものになりつつあります。中庭を取り入れるかどうか迷っているのが現実です。

中庭のメリットは、外から見えにくいので、プライバシーを保った自由な庭を得ることができることです。通行人の視線や近隣住民の視線が気になりながら過ごす庭は、プライバシーが確保されておらず庭の居心地も悪くなってしまいがちです。プライベートな庭にすることで、子どもをのびのびと遊ばせることができますし、友人や親戚達とバーベキューを楽しむことができるのです。また北側など光の入りにくい部屋でも、中庭を通して自然の光を取り入れやすくなります。自然の光だけでなく、通気がよくなるのも中庭の魅力です。快適な空間を得るには、自然の明るさを採りこめ、心地よい風を室内へ通すことです。それを実現できる中庭は魅力も大きいのです。

これらの魅力がある一方で、デメリットもあります。まず居住スペースが減ってしまうケースがあります。また、窓ガラスの多様で、光熱費が上がってしまう可能性もあるのです。また動線が長くなりがちですし、土地に対しての建て方次第では、外から見える面積が増え、外装に費用がかかってしまうこともあるのです。中庭を設けることでメリット・デメリットあるのですが、土地の広さや、間取りの希望に沿って中庭を取り入れるかどうかをしっかりと考えたいと思います。

浮造りの床

我が家の住宅で一番こだわった部分は、床です。床は直接肌が触れる部分でもあるだけに触感を大事にしたのです。そこで取り入れたのが浮造りの床です。「浮造り」とは、木材の加工方法の一種で、木の表面を丁寧にこすり、年輪を浮き上がらせるものです。自然な凹凸が足の裏を優しく、心地よく刺激してくれるのです。足裏を刺激することで、身体のバランスを改善したり、肩こりや腰痛、偏頭痛の予防にも期待できるのです。また、可視光線を吸収し眼精疲労を防ぎます。湿度調整効果もあるので、冬あたたかく夏はひんやりした感触が得られるのです。

多く取り入れられている合板フローリングだと、夏はペタッと張り付いたような感触で、冬は寒くて裸足で歩くことができません。無垢材の魅力はこの触感の良さが大きいのです。一年を通して裸足で暮らすことができ、自然治癒力が高まるのです。年輪が際立ち表面に凹凸がある浮造りの床は、滑りにくくなり、小さい子どもから高齢者まで安心して暮らせる家になるのです。

また木目の美しさを眺めているだけで癒し効果が得られ、木の本来の温もりを感じることができるのです。しかし合板フローリングに比べると無垢材の床は割高な素材であります。しかし、素材にこだわった家造りをすることで、住宅への愛着も高まりますし、経年変化を楽しみながら暮らせる住まいにもなるのです。予算調整をしながら、部分的に合板フローリングやクッションフロアなどを取り入れ、家族が長時間過ごすリビングに浮造り加工をした無垢材を取り入れたりするのもいいと思います。

素敵な玄関を目指して

玄関は住宅の顔とも言われる部分です。家族が毎日出入りする場でありますし、家に遊びに来たお客様が一番最初に足を踏み入れる場所なのです。それだけに玄関はスッキリと清潔感溢れた空間を維持したいものです。玄関の快適性を高めるにはシューズクロークの存在は欠かせません。最近では玄関の横に大容量に収納できるシューズクロークを設ける家庭も多いです。

シューズクロークと言えども、靴や傘を収納するだけの場所として考える人は少ないのかもしれません。外で使用する子ども達のおもちゃやスポーツ用品、車の洗車用品や旦那さんの趣味のゴルフ用品、そしてアウトドア用品までこの玄関横の収納スペースで管理できると玄関に靴や物が散らかりにくくなるのです。特に旦那さんのゴルフ用品など収納場所に頭を悩ませている奥様も多いのではないでしょうか。重くて大きさもあるため、つい玄関ホールの片隅に置いたままになっているという家庭も多いのです。

シューズクロークを設ける際には、家族の靴を大容量に収納でき、土間収納スペースもしっかりと確保して外で使用する物をきちんと片づけられる環境を整えておきましょう。土間収納があると外で使用して汚れたままの状態でもサッと片づけられるので、玄関やポーチ部分に置きっぱなしになるのを避けられます。

また玄関の第一印象を良くするには明るさの確保も大事です。友人は玄関を吹き抜けにしていました。高い位置に設けられた窓からは明るさをたっぷり採りこめるためパッと開放感溢れる玄関が広がっているのです。そして採風という観点も忘れずに、湿気対策をしっかり行っておきましょう。

ウォークスルー洗面クローゼット

先日訪れた友人宅には、ウォークスルー洗面クローゼットが設けられていました。洗面室とこのクローゼットが一体化したスタイルで広々とした空間が広がっていました。キッチンからすぐに移動できるウォークスルー洗面クローゼットは家事の効率も高めてくれます。広々とした洗面クローゼット部分には天井に吊るした室内干しが完備されていました。ここに衣類を干していても洗面室への行き来の際に邪魔に感じることもないのです。天井にまで広がる洗面クローゼットが広がっているので、タオル類を大容量に収納しておくことはもちろん、家族衣類や下着までここに全て管理できるようになっていました。

身支度を行う場所は洗面室です。外出先から帰宅して手を洗い、部屋着に着替えることもあります。洗面室と一体化した洗面クローゼットに家族の下着や衣類までも管理することができれば、着替えがスムーズに行えます。洗濯物は洗面室にある洗濯機へ入れるだけなので、洗濯物がリビングに散らかることもなくなるのです。ここには室内干しも完備されているので、乾いた洗濯物を移動することなくクローゼットにしまえるというのも嬉しいですね。

入浴前の事前準備もしやすいですし、家族の衣類を一か所で管理できるため、乾いた洗濯物をしまうという作業も格段にしやすくなるのです。これで家事への負担が軽減され、家事の時短が実現できたと嬉しそうに友人は話していました。そして子ども達も自分の衣類の管理をするようになったことに喜んでいました。生活の中心となる洗面室の横に衣類が管理されているため、着替えを行い、洗濯物は洗濯機へ入れるという習慣が身に付きやすいのです。家事の効率を高めるだけでなく、子どもの成長も感じられるウォークスルー洗面クローゼットは魅力的です。

階段

二階建て住宅や三階建て住宅には欠かすことのできない階段。当たり前のように存在する階段ですが、実はこの階段には様々な種類があり、使い勝手や階段下に生まれるデッドスペースの活用法も大きく変わってくるのです。階段を設ける際に注意しなければならないことは、安全性です。形状によってその安全性は少しづつ変わってきます。そして明るさの確保や手すりにも注目するべきです。

そして階段の幅や階段下の活用法にも目を向けてほしいと思います。我が家の新居に取り入れた階段は、折り返し階段です。周り階段と迷ったのですが、途中で平らな踊り場がある折り返し階段の方が安全性が高いのでこちらを選択しました。階段では転倒や落下事故が後を絶ちません。階段を行き来する際の安全性の確保は手を抜いてはいけないのです。手すりにおいても握りやすい形状のものを選択するといいですし、階段の幅においては荷物を持って上り下りができる幅であるかということを考えましょう。

階段を設けることで階段下にはデッドスペースが生まれてしまいます。家造りではデッドスペースを生まず空間を有効利用させることが第一です。この階段下のデッドスペースも有効的に利用することで、無駄な空間のない満足度の高い家になるのです。我が家は折り返し階段の下にトイレを設けました。便器を設置している部分の天井が通常の天井の高さより低いのですが、用を足すには全く支障がなく、トイレに一歩足を踏み入れた時の圧迫感や閉鎖的な印象は感じられません。

階段の上り初めから踊り場までの階段下はトイレ収納として利用しています。トイレ収納としては十分な広さを確保できたので、トイレットペーパーを買い込んでもスッポリ収納できるので重宝しています。階段で住宅の印象が変わるということを忘れてはいけません。

土地選び

家造りはまず土地を探しから始まります。新しい暮らしが快適で、生活を送りやすいかどうかはこの土地によっても大きく左右されます。それだけに慎重にしっかり吟味して土地を選んでほしいと思います。土地選びで明確にしておくべきことは2つあります。家を建てる目的と新しい家で暮らしの中心となるものは何であるかということです。永住するための家であるのか、それともいずれは住み替えるつもりでいるのかで選ぶ土地は変わってきます。

また子育てや仕事、趣味など新しい家での暮らしの中心が何になるかによっても選択する土地は変わってくるのです。これらを明確にすることから始めるべきなのです。通勤や通学がしやすく、生活で欠かせないスーパーや銀行、病院が建ち並び、大型ショッピングモールもあり、交通の便も良く治安もいいという土地を探したいと思っても見つかることはないでしょう。

これらの条件の中で何を最も重視するかを明確にしておくことも大事です。土地に求める条件に優先順位を明確にしておくことで土地が絞られてきて、土地選びやしやすくなるのです。そして気に入った土地が見つかれば、朝・昼・夕と時間ごとに変えて、また曜日を変えていろいろな角度から土地を下見するといいでしょう。雨の日や晴れの日など気象条件を変えて下見をするのもいいと思います。まずは気に入った土地と出会い、そこに最高の住宅を完成させたいものです。

スタディコーナー

特に小学生頃の子ども達が勉強する場所は、二階に設けた子ども部屋ではなく、一階の家族がすぐ近くにいるリビングやダイニングで行う子ども達が多いのです。そのため立派な学習机を購入するよりもリビングやダイニングにスタディコーナーを設ける方が多くなってきました。リビング学習は子どもの学力の向上にも繋がっているというデータもあります。親がすぐ身近にいるという安心感、そして質問したいところや分からないところがあればすぐに質問できることで勉強がスムーズに進められるのです。

しかし食事をするダイニングテーブルやリビングにあるローテーブルで勉強をするのでは、生活にメリハリが生まれません。食事をするダイニングテーブルで勉強をすれば、食事をする度に勉強道具を片付けなければいけません。また食事をするテーブルの上に消しゴムのカスが散らかれば衛生的にも良くありません。またリビングにあるローテーブルでは自分の身長に合わず姿勢を悪くしたり、勉強への集中力を欠くことにもなります。そこで子ども達が集中して勉強をしやすい環境を整えてあげるのであれば、リビングやダイニングの一スペースを利用してスタディコーナーを設けるといいのです。

横幅を設ければ、兄弟姉妹が並んで一緒に勉強することもできますし、子どもが勉強している横で親が宿題のチェックを行うこともできるのです。カウンターの上部には飾り棚を設ければ素敵な空間が広がりますし、下部にはオープン棚を設け勉強道具を一時置きできるスペースを設けるとカウンターの上をスッキリと片付けられます。コンセントや照明の設置も忘れてはいけません。スタディコーナーを設けて子どもの学力を向上させたいものですね。

浴室

浴室は、一日の体の汚れを落とす場所です。それだけでなく一日の疲れを癒し、最高にリラックスできる場所でもあります。しかし多くの事故が起きている場所でもあるのです。滑って転んだり、浴槽で溺れるなどの事故が多い浴室は、家庭の中で最も危険な場所の一つです。特に小さい子どもや高齢者のいる家庭では安全面に配慮して安心して入浴できる浴室を心掛ける必要があります。

浴室では立ったり、座ったり、またいだりとお風呂の中では意外に動作が多いです。つかまる所がなければとても入りにくいのです。浴室内での入浴動作を考え、浴槽の出入りの時や、洗い場に移る時にころびやすい姿勢のときにつかまりやすい位置に手すりが付いているかを確認しましょう。また手すりの形状や位置においては自由に選ぶことができます。掴みやすい手すりの形状を選び、ここにあると安全性が高まるなという位置に手すりを設置しましょう。

そして脱衣所から浴室へ入る部分の段差をなくしましょう。以前は段差をつけることで、浴室の水が脱衣所に入ることを防いでいましたが、ドアの下に取り付けられたゴムストッパーで、浴室の水の浸出を防ぐ技術が開発されました。その結果、つまづいて転倒するような心配もなくなりましたし、車イスでもスムーズに出入りができるようになったのです。これなら小さい子どもから高齢者まで入りやすい浴室になります。

そして水栓の操作のしやすさも忘れないようにしましょう。以前はお湯と水それぞれ日本のパイプがむき出しになっていました。洗髪中に手さぐりで水栓を操作している時に触って火傷したりすることがありました。最近では水栓がカウンターと一体化してスッキリとしたものが増えてきました。操作がしやすく、火傷の心配もないので安心です。浴室は入りやすく安全性の高い空間にしましょう。

中二階スペース

先日遊びに行った新築住宅の友人宅は、リビングに入ってまず目に飛び込んでくる階段途中に設けられた中二階スペースでした。この中二階スペースは二階へ上がる階段途中に設けられており、ここから一階のLDKを見渡すこともできれば、LDKから中二階スペースへと目が行き届くのです。この特別な空間は子どもが気に入り主に、キッズスペースとして利用していました。

幼稚園へ通う子ども部屋として機能していた中二階スペースは、親も安心して子どもに利用させることができるのです。幼稚園の支度や、帰宅時にはここで荷物を置き、部屋着に着替えそのまま遊べる空間となっていて、子どもの憧れの空間と言っても過言ではないのです。一階のキッチンで家事をしていても、しっかりと中二階スペースに目が行き届くので安心できるのです。子どもにとっても一階を覗けば家族の顔を見れるので安心して遊びに集中できるのです。

ここには空間にぴったりのカウンターが設けられており、お絵かきをする時に重宝するのです。もちろんここはキッズスペースとしてだけでなく、多目的に使用できるのです。ここにカウンターがあることで、パソコンを行うスペースとしても最適ですし、裁縫をしたり家事を行うスペースとしてもいいと思います。子ども達に邪魔されることなくパソコンができたり、家事をスムーズに進められればママのストレスも軽減されることでしょう。

時には旦那さんの書斎コーナーとして活用すれば家族みんなで使える便利なスペースとなるのです。階段と言う通路でしかない場所に多目的に使用できるスペースを設けることで、マイホームでの居心地が高まりそうです。